DEEPにVTuberを考える

VTuberが好きな私が色々と書きます。

VTuberはファンを武装する

こんばんわ、ヴェンデッタです。

16日発売のking gnuのメジャーデビューアルバムの楽曲のPVが公開されました。

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このバンドの引き出しの多さに驚かされるばかりです、そしてhip-hop味を強めたこの曲でもking gnuサウンドだと分かるこの個性の強さ。

本当に化け物バンドですよ、しみじみ思います。

 

 

 

 

 

 

VTuberの"お気持ち表明"

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個人も企業も色々と軋みが進んでおりますが、その中でも大きな話題になったのは「牡丹きぃ」の騒動でしょうか。

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給料未払い、企画のやらせ、運営によるSNS操作などなどの「お気持ち表明」で内情を暴露して一気に炎上しましたね。

「ぶっちゃけきぃちゃんの存在知らんかった人の方が圧倒的でしょ」って黒いツッコミはここは抑えておくとして、お互いが嘘と真実を混ぜて発言しているので真偽のほどは不明ではあります。

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騒動の真偽のほどは置いておくとしてこの動画の通りとするならかなりしょーもない痴話喧嘩だったってオチなのかもしれませんね。

 

しかしながら今回はこの騒動ではなく「VTuberがファンを武装する流れが確定してしまった」というもっとしょーもない話をしようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

・ファンは武器

今回の騒動で何らかのSOSコールに呼応するようにVTuberのファンが事態を擁護するように事態を騒ぎ立てて「VTuber側に味方する形で」話題に乗っかる流れが確定してしまったような気がします。

実際の内情が分からない状態でTwitterに投稿されたツイートを鵜呑みにするような形でノーガードで擁護するのは正直危険です、基本的には静観がベストですがまぁみんなこういうゴシップ大好きですしブレーキが効きづらいところはしょうがないんじゃないでしょうか。

そしてどこからともなく湧いたファンが味方に付いて運営を攻撃します、電凸やDMなどの行動派や騒ぎを大きくして拡散するちんどん屋ポジションな人もいます。

その結果パワーバランス的にはVTuber側に大きくアドバンテージが生まれ、事態の収束を図るべく運営がなすすべもなく謝罪するという形で「勝利」するのです。

そういう意味では「ファンは武器」です、徴兵された雑兵なのです。

 

 

 

 

 

 

 

・企業に属するということ

 企業に属する以上契約があり規約があり禁止事項があるのは就業する際に契約書を書いたことある人なら分かると思います。

社内の秘密情報をバラしちゃいけないみたいな、かなり一般的なことです。

そこら辺の件はここで詳しく書いてあるので一読してみてください。

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基本的にどこかしらの企業や事務所に属しているなら所属先の指示などには従う必要があります、業務命令ってヤツで嫌ならやめた方が手っ取り早いです。

そこら辺の制約で活動の自由度はかなり落ちる代わりに手厚いマネジメントや設備などのバックアップが受けられるわけです。

しかしながらVTuber側が企業側の命令に不服を示す場合の攻撃手段としてファンの同情を煽って遠隔攻撃できるとなれば企業側としてはバーサーカーを一匹飼う感覚になると思います。

大分悪意のある言い方ですが、手段として確立してしまって「やろうと思えばやれる」状態なのは下手なこと言えば自社の悪評をばら撒く炎上爆弾を抱え込むようなもので、口コミが相当なパワーを持つこのネット社会では相当な痛手になる要素を持っているのです。

もちろん実際に悪意があったり理不尽な要求があってそれを告発したいって場合もあるのかもしれませんが、それならそれでもっと穏便に済ます手段がありますし嫌なら辞めた方が手っ取り早いです、下手に告発して実は契約違反で解決してもそっちで解雇や厳罰処分が下ったりするとなると本末転倒です。

企業に属する以上はその辺りのコンプライアスはしっかりするのが賢明でしょう。

 

 

 

 

 

 

・無所属の個人も武装できる

そしてファンを武装できるのは別に企業だけではありません、無所属の個人勢もやろうと思えば出来るのです。

そして大体の場合本人の意思とは関係なく暴走状態で攻撃する場合があるのが厄介です、直近だと「天開司のポケモン大会」と「球体」の件が有名でしょう。

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天開司のポケモン大会に出場を目指していたが説明不足もあってか参加漏れが多数、そして抽選に遅れた身内を特例で通して身内で固めて外野のVTuberの参加は通らないという事態が発生しました。

この件について司は謝罪していますが、それでも不服とする人が多数いたのもまた事実です。

そしてこの大会に向けての調整を重ねてきた球体もその一人で、これがきっかけで今まで溜まってた鬱憤が漏れ出したように引退を決めました。

 

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この件がかなり多くの人の目についたせいか、球体のマシュマロに司を擁護するファンからの凸があふれかえる事態に発展、この辺りは司の管轄外なので完全に暴走したファンの行動でしょう。

この後球体氏はしっかりと自分の失言を含めた謝罪をして正式に引退宣言、これ以降ツイッターの更新はなくなりました。

 

このあたりの「ファンの躾」の浸透具合はファンの規模にもよりますが、しっかり行き届かせないといけない要素であります。

自分の知らないところで自分のファンが虎の威を借りる狐のように暴れ従わせようとしている姿なんか案外よく見る光景なのですが、それを本人が見たらどうなるのかを考えていないのでしょうね。

その辺りの「約束事」は明記してるVTuberが結構いらっしゃいますが、正直な所そんなこと言われなくてもリテラシーの部分で気を付けるところじゃないでしょうか?

VTuber擁護の正義感に駆り立てられたファンの暴走なんてものはいつ起きるのかというのは分かりませんが、そこをケアしてこその「優しい世界」なんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

この流れが生まれやすいのは「優しい世界」を維持する為が故の作用なんじゃないかと思います。

ただこれは「自浄作用」なんてものではありません、歪な流れがそのまま定着してしまった「攻撃手段」なのです。

本当に優しい世界なら咎める部分はしっかり咎めていくべきなんじゃないでしょうか?それは企業個人問わずです。

優しい世界とは何か、今一度よく考えて事柄を見極めていきたいものです。

皆さんはVTuber武装されないように、気を付けていきましょう。

 

以上、ヴェンデッタでした。