DEEPにVTuberを考える

VTuberが好きな私が色々と書きます。

なんとなく状況を整理したい

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こんばんわ、ヴェンデッタです。

秋をすっ飛ばして冬って感じの天候にシフトしてきておりますがいかがお過ごしでしょうか?

年末年始のVTuberイベントも出揃いつつあります、アイちゃんのライブなども楽しみですが個人勢の企画も注目していきたいですね。

 

 

 

 

 

・今の状況を整理したい

今日はシャドウバースのアディショナルカードの追加アップデートの日です。

各リーダーに2枚とニュートラルに1枚の計17枚の新規カードが追加されました。

シャドウバースというガードゲームは1枚のパワーカードの追加されただけでリーダー間のパワーバランスがガラリと変わってしまうしょーもないバランス調整がなされてるゲームです。

最近ゴルシちゃんがシャドバ動画を上げ始めましたね、流石サイゲームス

www.youtube.com

ガバガバな調整なシャドバですが、環境を見極めるとなると様々な情報が必要になるわけですね。

そしてそれはVTuber界隈でもそうであるように断片的なな情報を整理していくことで色んなものが見えてくるんじゃないかなぁと思うのです。

雑な書き出しですが、今日は断片的な情報から全体を見れたらいいよねって話です。

 

 

 

 

・プチバズはあっても未だに古参が強い

エイレーンのドッキリ動画で有名になったりバージョンドットやぽんぽこ24のCM等で知名度を一気に上げた方もいらっしゃいますが、今年の4月ごろまでに始動したVTuberが根強い人気を持ったまま大きくなっている環境が続いている印象です。

 

単純に先駆者の築き上げててきたものの大きさとそれが拡大するスピードに対して新芽が付いていけないような、そんなイメージがあります。

そこらへんが出ているなと思うのが「ブランド」じゃないかなと思います。

現在は完全無名の新人がデビューしても昔のように一気にバズったりするような環境ではありません、しかしその新人が「にしさんじ」や「ホロライブ」等の有名どころの新人の場合は結構な勢いで注目を集めて同じ時期にデビューした新人を大きく引き離すように数字を伸ばしている、そういう場面が多いように感じます。

先行者利益が強い、これはツイッターで見かけたフレーズですが個人企業問わずこの傾向がかなり強いです。

これはVTuberの活動だけではなく、ニコ生等からの流入者(所謂転生組)もそれに近い現象があります。

ふぇありすやふくやマスターが分かりやすいところでしょうか。

それ以外にも水面下で配信者がアバターを手に入れてVTuber界に殴り込みをする動きが各所で起こっているようです、有名なASMR配信者がVTuber化した話なんかが有名ですね。

地固めが強い転生組、圧倒的知名度を維持し中々介入の隙間を与えない先駆者組の存在で個人企業問わず中々バズるチャンスを掴めない、そんな環境が今のVTuberなんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

・disよりマンセー、そして美談

全体的に所謂「マンセー意見」が通りやすく界隈のdisや不満点の噴出は中々通りにくいようなイメージがあります。

多分「優しい世界」構築のために界隈を持ち上げる意見が通りやすいのかなぁという感じでしょうか、それとも長いものに巻かれろの精神なのかもしれません。

皆さんは知ってるかどうかは分かりませんが、優しい世界の初出は恐らく現在進行形で炎上している弁護士「唐澤貴洋」のポエムから来たものであり、そこから唐澤氏にいたずらを仕掛けている集団内で皮肉の意味合いで使われていたフレーズでした。

それが外部に流出し文字通りの意味合いとして今使われているのです、中々感慨深いですね。

その優しい世界というのが「dis意見を封殺した肯定意見しか通らない世界」を指すならそれはディストピアか宗教かのどちらかになるんじゃないでしょうか?

別に殺伐とした世界を望んでいるのではなく、否定意見や改善案を発信吸収できるような環境が出来上がっていないような気がするのです。

「界隈の為を言ってる」なんて変な正義面しているとかではなく、現在は比較的封殺されている不満点や否定意見などを整理して改善案として取り入れられる仕組みがないと歪な形のまま大きくなったときに綻びが生まれたり爆発したりしないか、私はそれが怖いのです。

 

 

 

 

 

・ベクトルとしての「ゲームと雑談」

VTuberのメインコンテンツとして「雑談配信」と「ゲーム配信」をしている方が多くいらっしゃると思います。

そしてそればかりが飽和を通り越して過食気味にゴロゴロ存在するせいで「昔の生主文化と何が違うねん」と突っ込まれた時に唸ってしまうようなものばかりとなってしまいました。

まぁここに関しては物は考えようで「違うの2Dとか3Dキャラが俺たちと喋ってくれるのが新鮮だしそのキャラとゲームしたりできるのが最高にエモいの」と返せるのはいいのですが、問題はもしかしたら捕れた魚を逃がしているのではないのかという点でしょうか?

 

VTuber「クリエイターの天国としての優しい世界」を見出した方を何人も見てきました。

自分の世界や作品を披露したい方、様々な独創的作品を見に来た方、それらを見て創作意欲を燃やしていく方。

この「クリエイター目当て」な方々に非常に注目されていた背景があったにも関わらず完全に生主文化が根付いてしまったためにそれ目当ての方を逃してしまったような気がしてならないのです。

私個人としては上位陣が界隈を牽引し、その下に多数のクリエイター勢が作品を披露しあってるような環境になりそうだと感じましたしそうあって欲しかったなと思うところではあります、完全に押しつけがましい願望ですが。

もちろんトークやゲームで魅せる技術もエンターテイメントとしては素晴らしいもので私自身も大好きなのですがあまりにも多すぎます、ポケモンの新作に一気に飛びつく姿を見て苦笑いを浮かべた方も少なくないんじゃないでしょうか?おそらく次はスマブラ新作で似たような光景が拝めることでしょう・・・。

 

 

 

 

 

・結論として

先駆者が界隈で大きなパイを占めていてそこに新人が中々入り込む隙がない。

雑談やゲーム実況がメインコンテンツになってしまっている関係でクリエイター勢に注目が向きにくくそれ目当てに入ってきたファンを逃してしまう。

そしてこういう否定方向の意見を汲みとって改善案に昇華するサイクルが育っていない。

完全に私自身の主観ですが、この3点が界隈の悩ましいポイントとして現状存在していると思います。

逆を言えばそこをクリアすればこれからもっと伸びていく界隈のベースとしてしっかりしたものが出来ると考えられるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

色々と言いましたが、ブームが始まってまだ1年経ったぐらいなんですよね。

超スピードで突っ走り続けるVTuber界隈ですが、まだ1年しか経ってないと思えば全然伸びしろがあると思いますし軌道修正もまだまだ仕様と思えば出来るような気がします。

このスピードに酔って今この瞬間にエモを感じるのもまた一興、ですがたまには立ち止まって全体を見渡すのもいいのかもしれませんね。

 

以上、ヴェンデッタでした。