DEEPにVTuberを考える

VTuberが好きな私が色々と書きます。

またVTuberが見たくなるアニメのような何か「みならいディーバ」「なりあ☆ガールズ」

こんばんわ、ヴェンデッタです。

11月も後半に差し掛かり、クリスマスやら年末やらの大きなイベントの告知が増えてきましたね。

去年はそらちゃんとクリスマスを過ごしてアカリちゃんとカウントダウンしてましたね、今年はどうなるんでしょうか。

 

 

 

 

 

・またVTuberが見たくなるアニメ

新人VTuberを掘ってる人、グループ掛け持ちで爆推ししてる人、VTuberのシステムや背景まで追ってる考察勢、皆様そろそろスタミナが切れてきてるんじゃないんでしょうか?

疲れて追うのが辛いって時はVTuberからちょっと離れて違うコンテンツを楽しむのもアリです、この話は何回か出しましたが。

ですが怖いのは「またアニメとかゲームとかにハマってVTuberに戻ってこれなくなるんじゃないか」という点でしょう、そしてVTuber戻った時に話題についていけるのかという点も心配です。

なので今回は「またVTuberが見たくなるアニメのような何か」な作品2つをご紹介いたします。

というか今回紹介する2つはかなり前にも話題に出した「ダテコー作品」なんですけど。

deepthinkvtuber.hatenablog.com

 今回は「みならいディーバ」と「なりあ☆ガールズ」をもうちょい踏み込んで紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

・みならいディーバ(※生アニメ)

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「声優ラジオのアニメ化」というコンセプトから生まれた生放送アニメ(のような何か)がこのみならいディーバ、NOTTVという今でいうamebaTVの親戚みたいなことしていたスマホ向け放送サービスで2014年に放送されていました。

このアニメの発案者は吉田尚記、彼がメインパーソナリティーを務めるラジオ内で出たアイデアをそのまま実現させたものなのです。

彼の名前に見覚えがある方もいらっしゃるでしょう、ニコニコ生放送でアカリちゃんやシロちゃんと共演した毒舌気味なアナウンサーを覚えているでしょうか?その彼です。

www.animatetimes.com

直近だとこの放送で出演予定なのでチェックしてみてください、彼はこのブームが来る前から似たようなことをしていたのです。

このアニメが発表されたanimejapan2014ではリアルタイムで動きをトレースするモーションキャプチャーも披露されていました・・・そうこのアニメは3DVTuberの先駆け的な作品なのです。

リアルタイムで演者の動きをトレースした3Dキャラがガンガン動きながら番組を進めていく様は今では珍しくないのかもしれませんが当時としてはかなり画期的な技術でした。(残念ながら世界初ではなかったようですが・・・)

 

内容は「新人音声合成ソフトの『春音ウイ』『蒼井ルリ』の2人がTwitterで歌詞を募集して番組の最後で楽曲を歌っちゃう」という感じの生放送です、この企画をそのままVTuberに転用しても面白くなりそうですよね。(これが出来たのはダテコーのコネで呼んだHajime氏と井上純一氏の功績が大きいのですが)

ちなみにシリアス部分のストーリーはほぼ後付け、ダテコーが番組内でのアドリブやトラブルだったりの部分をいい感じにまとめています、すごいっすね。

番組後半では毎回謎新番組という名の謎企画をしています、基本的にカオスなまま進行する謎企画が多いのですが、一回リアルワールドとアニメキャラがリアルタイムで会話する(チャットではなくしっかりと音声通話で)という世界初?な快挙を成し遂げております。

最終回ではライブもしてます、これは世界初っしょ・・・。

当時珍しかった村川梨衣のガチ歌を拝むことが出来ます。

 

 

 

 

 

魔法少女?なりあ☆ガールズ

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みならいディーバの技術を昇華させて法人向けのモーションキャプチャーシステムにしたKiLAを使ったダテコー作品がこの「なりあ☆ガールズ」です。

ファイ博士のファイ祭り内でのCMでも見た方が多いでしょうこのKiLA、何を隠そう企業勢VTuberの3Dキャプチャーシステムとして採用しているところが結構ある代物なのです。

なりあ放送時のダテコー氏曰く「大体30万で導入できる」とのこと。

twitter.com

KiLAのシステムを作ったcort氏のアイコンの真ん中にも堂々となりあの3人が映っております。

ニコニコ生放送内でアニメの撮影を行って追加収録と一枚絵で駆使した編集映像を実際にアニメとして放送するという結構な試みを行った作品となっております。

なので全部を味わうにはニコ生と本放送の両方を見る必要があったりなかったりします。

放送内容は「『うらら』『はなび』『いなほ』の3人が魔法少女物アニメ作って人気キャラになりたい!」って感じでお題に沿ったアドリブ劇を展開していくいつものダテコー作品の生放送特化版。

このアニメの最大のミスで最大の面白みはミスキャスト、ツッコミ役として起用した声優がボケ役を大いに超える天然ボケでツッコミとボケの関係が完全に逆転してしまい収拾がつかなくなる事態が多発する点でしょう。

そのせいか序盤こそチグハグだった3人が段々と自分の立ち位置を把握していき流れを上手く構築できるようになっていく様はある意味成長物語とも思えますね。

個人的にハナビは間違いなくVTuberに向いていると思うところですが保護者がいないとねぇ・・・。

そんなワチャワチャした生放送とは裏腹に本筋のストーリーは結構暗い、オチもパクリ元本家をリスペクトしたような感じに仕上がっております。

 

VTuberファン的目線での魅力はなんといっても「全話の生放送の裏側を見ることが出来る」という点でしょうか。

実際にKiLAを使った撮影現場の様子を見れて、どういう感じでモーションキャプチャーの撮影が行われているのかを見ることが出来るのは中々貴重な機会ではないでしょうか?

特に機材トラブルやキャリブレーションKiLAの精度も拝むことが出来るので映像資料的には結構な価値があると個人的には思います。

特にキレのある動きをするうららをしっかりキャプチャー出来ているのは本当にスゴい、いきなり演劇調な動きをしても綺麗にキャラがトレース出来ているのは素直に感動出来ます。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

ある意味ではVTuberの先駆け的な事をしていたこの2つの作品、VTuberファンの中でも結構なディープ層なら見ていて損はないと思います。

そしてこの2作の監督を務めたダテコーこと石ダテコー太郎は現在「ひもてはうす」というアドリブアニメに携わっておりますが、是非今までのノウハウを使ってVTuberを始めてもらいたいなと思う方であります。

まぁ、実際にやってみた「ばーちゃるわいど」は鳴かず飛ばずな感じにはなってしまいましたが。

個人的には台本での縛りがキツ過ぎて自由が利きにくい環境下なのかと思ったのとあのスタイルなら生放送の方が良かったのかな等々、思うところが多かったのですが・・・。

 

以上、ヴェンデッタでした。