WAR OF BRAINSが終わります
こんばんわ、ヴェンデッタです。
今日だけは全然VTuberと関係ない話をさせてください。
・WAR OF BRAINSのサービス終了
デジタルカードゲームの「WAR OF BRAINS」がサービス終了します。
いつかの記事にも書きましたが、私が好きだったカードゲームでありVTuber「ニナル=ネクロディア」との出会いのきっかけとなったゲームです。
クリプトラクトやってんじゃねーよバカ
deepthinkvtuber.hatenablog.com
WAR OF BRAINSについてはこちらも合わせてどうぞ。
本当にこのゲームに関してはVTuber並みに思い入れがあるゲームで、サービス終了の知らせを受けた時に世界の全てが静止したような感覚に襲われたのを覚えています。
今日はそんな感じの話です。
・そもそもの邂逅
このゲームの出会い・・・というか今だからカミングアウトしますが、実は本格的にやり始める前にチョコっとだけ触ったことがあってチュートリアル中になんか眠くなってそのままアンインストールして寝たことがあったんです。
当時はシャドウバースをメインにプレイしていた関係で派手な演出に慣れてしまって当時のWAR OF BRAINS(以下ウォーブレ)の演出関係は地味に感じてしまったのが大きな原因だと思います。
その後、シャドウバースは悪名高きWDL環境に突入し暗黒時代に突入しました。
今もそんなに大したことないだろ!って人もいますけどあの時の環境はそもそもゲームの形を成してなかったです。
クソゲーの隠喩や強いカードの引きだけで勝ててしまうような現象を「シャドウバース」なんていうようなレベルの大味なカードゲームですが、この当時の私はこの環境に流石に飽き飽きしてしまいました。
そもそも「ニュートラル」というどのデッキにも入るカードが主軸になっていたので出てくるカードが同じようなものばっかりで面白みがなく、特性が違うリーダーなのに全く同じ動きをしてくるのが本当にダメだと思いました、まぁ末期のウォーブレもあまりここに対して強く言える状態ではありませんでしたが・・・。
そんなこんなで移住先として宣伝されていたのが「ウォーブレ」で、あの時チュートリアルだけやったゲームだと思いつつも新しい気持ちでプレイし始めました。
シャドウバースをプレイしていたときは結構フィーリングだけでプレイしていて「ルールがクソシンプルなんだからリアルカードゲーム並みに考える必要はないな」と常日頃から思っているような状態でしたが、ウォーブレは本当に違いました。
序盤の展開からの読み、ドローとメモリの選択、出てきたカードからの相手の動きに対するアンサー。
そしてそれらを盛り上げる最高レアカード「GAME CHANGER」の演出とBGM。
カードゲームオタクなら「切り札が出てきた時に派手な演出と共にBGMまで変わってゲームが文字通り一変する」なんてワクワクしちゃうと思うんですよ、アニメみたいじゃないですか?
演出システムゲーム性の全部が本当に好きでした。
BGMが変わるところは「ドラゴンクエストライバルズ」が同じようなシステムを採用していますがイマイチなんか違うんです、あのガラっと変わる感じが足りないような気がするんです。
新パックもガンガン出てこれからどんどん盛り上がっていくんだろうなぁとしみじみ感じていたのですが、本当に残念です。
・好きなカードのみなさん
好きだったカードをずらずら並べていきます。
分かんない人はこんなカードあったんだー程度にご覧ください。
・狂学者 ウィットフォード
BGM:OMB
カードゲームの顔と言ったらドラゴンだったり甲冑の騎士だったり魔法使いだったり最近だと露出多めなムチムチした女の子だったりするわけですが、おっさんの科学者がウォーブレの顔なんて呼ばれるなんて誰が予想したでしょうか?
ですがファンキーな高笑いと共にまき散らす1点ダメージは所属国家「EGユニオン」のソウルバースト「ユニットの体力を1にする」と非常に相性が良くまさにGAME CHANGERの名前に相応しい一枚です。
ただソウルバーストと組み合わせて使うだけでなく、様々なカードとのコンボに使われました。
まさかこんなカードに惹かれるとは自分でも思っていませんでした、ハイ。
・Dr.ウェイン
BGM:Doctorythem
ターン終了時にダメージ、回復、強化、コントロール奪取の効果のカードをランダムに手札に加える効果を持ったお医者さん。
テキストから分かる通り「医者デッキ」における切り札的存在です。
正直な所カードパワー不足感は否めなかったですが、このシブいコントロール向けな効果は個人的にとても気に入っていました。
特にBGMの重厚感がとても好きでした、頭では分かっていても無視できない存在感が彼にはあったと思います。
・雷神 インドラ
BGM:Catastrophe
全体除去はカードゲームの華であり、単体でそれが出来るカードには何らかのデメリットがあるもんです。
ウォーブレの全体除去は代償にメモリ4つを破壊します、つまりマナが4つ減るのです。
ただ減っただけではなくまた貯めなおしになるので今後の展開は厳しいものになりますが、盤面は完全に有利になります。
なにより、劣勢から盤面を返して熱いメタル調のBGMを引っ提げて登場するのが最高に主人公感溢れますよね。
是非バハムートとテミスにも見習ってもらいたいです。
・青の超越者 オズワルド
BGM:Selfish TV
最強のオカマことオズワルド。
私は青デッキこと「マグナ」の国家を愛用していました。
マグナのカードはテクニカルな反面単純なパワーで負けるパターンが多いので、このオズワルドはまさに切り札となる存在でした。
分かりにくい効果ですが「ソウルが攻撃力になり、ダメージはソウルが肩代わりし、対象に取られない」というような感じの効果です。
ウォーブレにおいてこのカードに対処できる効果を持ったカードは数少なく、彼がソウルマックスの状態で立ったら大抵の場合そのままゲームエンドまで持っていける恐ろしいカードでもあります。
マグナ使いなら「アラディア」「ディアマンテ」と共にとりあえず入れてるって人も多かったことでしょう。
・慟哭のシル・クライハート
BGM:Beyond The Destiny
カードのテキストをご覧ください。
「運命を選択する。」
このインパクト、意味不明さ、ワクワク感、このカードは出たら何が起きるんだと思うこと間違いなしじゃないでしょうか?
実際には運命のカードの3枚からどれか一枚を選ぶというような効果です。
効果は割愛しますが、大抵の場合「追加ターンを得る」効果のカードを選ぶパターンがほとんどでしょう。
そしてこのカード、イラストレーター声優専用BGMのすべてが「分島花音」という彼女が具現化したような一枚なのです。
さらにウォーブレ初のボーカル楽曲なのです、実際に上に貼った楽曲が試合中に流れます。
ウォーブレのターニングポイントになった時期に追加されたカードということもあって、彼女に思い入れのある人も多いことでしょう。
・裁卿皇帝 ビッグブラザー
BGM:Rule of abyss
ガードゲームオタクの皆さんならこのカードの性能を見てとんでもないカードが出てきたなと思うところでしょう。
まずどうやって使うのか、実用性や安定した動きが出来るのか、そしてそれが通るのか。
そりゃそうでしょう、効果を使う条件が「相手に追加ターンを渡す」という前代未聞の効果なんですから。
ドロー、召喚やスペルを使う権利、攻撃のチャンス、その全てを丸々プレゼントしたうえでこのカードを使えってことなのです。
そして得られるものは「自身の追加ターン」、ターンスキップ系のカードは基本的にパッシングを受けまくる運命にありますがこのカード以上にターンスキップを得る効果で納得できるカードはこの世に存在しないと私は思っています。
今年出たすべてのカードの中でグッドデザイン賞を獲得してもおかしくない、そんなロマンに溢れたカードです。
・ありがとう、でもさよならじゃないと信じてる
この世のものは必ずいつかは終わりを迎える的な言葉は昔から数多く残っています。
栄枯盛衰だったり盛者必衰だったり、永遠に続くものなど存在しないというのは昔から分かっていた真理なのです。
そしてそれがウォーブレに回ってきた、ただそれだけなんだと私は思います。
背景にどんな問題が起きてて、どれがサービス終了に結び付いたのかなんて話には今更推測してもしょうがないですし、仮に分かっても後の祭りです。
でもやっぱりこのゲームが終わるのはキツいですし辛いですし、カードゲームやりたい欲を満たすためにシャドウバースに戻ると思いますが、きっと満足いく試合は出来ないでしょう。
だからありがとうとだけ伝えたいです、きっとこれはさよならじゃないと願っています。
いつか必ずウォーブレ2的なゲームが出てくるその日まで待つことにします、狂信的に願い続けるのではなくなんとなく出たらいいなってレベルのささやかなお願いとして。
最後に2つ
音量に気を付けてね☆
凛として時雨のMissing Lingのラストサビの歌詞
いつかはこの声も連れ去られて
誰かを満たせる夢が終わるのさ
続きはあの場所と僕の中に
the endless
いつかはこのゲームの続きがあることを祈りましょう。
そして私がこのゲームで一番嫌いだったカードのセリフから。
「未来で待ってるわよ」
本当に、本当にありがとうございました。