DEEPにVTuberを考える

VTuberが好きな私が色々と書きます。

「エモモ」を使ってみた話と戦争の話

こんばんわ、ヴェンデッタです。

9月が始まりましたが、世間では台風に地震と日本列島は大荒れですね。

日頃からの備えが大切とはよく言いますが、案外そういう備えは疎かになりがちになってしまいますよね。

真面目に非常時の備えはしっかりしないといけないと思う今日この頃です。

 

 

 

 

・「エモモ」を使ってみました

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動画配信アプリの「Mirrativ」の新機能で追加されたこの「エモモ」

配信上でアバターを制作し、自分の音声に合わせて口パクしたり動いてくれたりしてくれる機能です。

昨日のオープン化のお知らせを受けて早速試してきました。

今日はそんなお話です。

 

・簡易VTuber量産機能なイメージ

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使用感はマジでこの動画で流れてる内容通りのものだと言っていいと思います。

基本的には口パク、アバター表示の状態でフリックすると手を振ったりガッツボーズしたりします。

エモモを起動したまま他の画面を開くとアバタースマホいじりモードになり、右下に移動します。

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クロマキーの処理なしでアバターをゲーム画面に落とし込みながら配信できるっていいですね、これは他の配信アプリにはない強みになると思います。

しかしながらこの機能、配信側からはどうなてるか確認できないっていう欠点があります

配信画面はそのままスマホの画面をキャプチャーしている状態になり、リスナー視点のみにアバターが映りこむような形になります。

画面どうなってるか見えないっていうのは配信側から立って見るとかなり不安な状況になります。

リスナーから画面がちゃんと見えているか、見えづらい画面のまま進むのは軽い放送事故のような感じになってしまいます。

正式なリリース時にどうなるのか、今後の動き次第ではあります。

 

・現状アバターのバリューが少ない

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こんな感じに着せ替えしたり髪型を変えたりを「配信中に」出来ます。

配信外じゃそもそもエモモを起動できないので弄りようがありません。

なんでアバターを弄りたいときはわざわざ配信を開始してからじゃないと出来ません、これも今後のアップデートで更新することを待つしかないでしょう。

あとはアバターのパーツが現状まだ少ないので、これも今後の追加を待つしかありませんね。

個人的に思うのが服がダサいのが気になります。

男キャラの服のカラーバリエーションに何故かヒョウ柄がちょくちょく混ざっていたり、女キャラのキャミソールの柄が布団みたいな花柄だったり路地裏で花売りしてそうな柄だったりとセンスがイマイチです。

テスト配信中でもダサいダサい言いまくってました、そのぐらいいい感じのパーツがないです。

なかなかいいアバターが作れないのもそうですが、アバター被りが起きる可能性が高いように感じられます。

 

・エモモがどこにあるのか分かりにくい

公式からの説明はこれだけですが、多分アイコンのせいでイマイチ分かりにくいと思いました。

「エモモっぽいマークではなく普通にヒトカタのマーク」って言えば伝わるでしょうか。

設定のアイコンのよこにあるヒトカタのアイコンをタッチするとエモモが起動するのですが、プロフィール画面開きそう感が強くて初見の時はエモモがどこにあるのか分からなかったです。

お試しで配信しようとしたときにそこの部分で混乱してしまいました。

 

まぁまだベータ版ですし、改善点や要望点はガンガン送っていきたいですね。

 

 

 

 

スマホ市場は戦場になってしまうのか

さて、REARITYやこのエモモに加えて先日発表された新配信プラットフォームが「IRIAM」です。

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元会社はDUO、アカリちゃんが所属するENTUMの元会社になります。

今は上のようなサイトになりましたが、アカリちゃんひなたちゃんウカ様が出演してたプロモーションムービーをENTUMを公開して少し後に発表してたりします、決してこっそり進行してたわけではなくやっと公表出来る状況になったって感じです。

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DUOのサイトの告知はまだその当時の感じが残っているようですね。

そしてこのIRIAMで配信する公式ライバー70名が発表されました。

その中には空想コード+のメンバーや「肉片ちゃん」「花奏かのん」「ソフィアコード」「アクネッティ」などなどの有名な個人VTuberの名前が挙がっています。

17LIVEの100名のライバー確保の件と言いupd8の有力な個人勢の取り込みなど、私の過去の記事にも書いたVTuberの取り合い」が形は違うにしろもう始まっているのかもしれません。 

deepthinkvtuber.hatenablog.com

 ついでにこの記事を読みなおしましたが、にじさんじの読みは完全に外れてしまって今や大爆走中ですね。

 

取り合い云々の話しはさておき、年末にかけて新しく登場するREARITYやIRIAM、VTuberコンテンツを取り込もうとするMirrativや17LIVE等の既存の配信プラットフォーム。

その主戦場はスマートフォンであり、スマホユーザーを取り込もうと様々な形でアプローチを仕掛けています。

しかし全体的に突貫工事が目立ったり、ライバーやユーザーに不適切だったりとスピードを意識しているせいか粗が目立ちます。

配信オンリーで稼働中のREARITYはスマホからの視聴のみに対応しており、アーカイブが残せないといった問題点があり、IRIAMもロールアウト前ですがiphoneにのみ対応というのが既に発表されています。

(REARITYは一応PCからの視聴も出来なくはないらしいですが、映像のみのデータ貼りつけただけのような感じになってて、コメントが見れない状態な上にぶっちゃけアプリで見るよりも見づらいです。)

「とりあえず完成はしたから売るだけ売って不具合や追加要素はアップデートで直す」ってスタンスは昨今のゲームの基本みたいになってしまっていますが、このノリと同じです。

この「戦争」の被害者はに巻き込まれて右に左に振り回されてるVTuberファンなんですね。

色んな所でやってる、アーカイブが残らない、スマホしか見れないなどなどが重なればファンへの負荷がえらいことになるのは分かると思います。

一回17LIVEとREARITYとYoutubeLiveの同時視聴を試みたことがありましたが、「今俺は何をやってるんだろうか」って気分になりました。

狭く深く搾り取ろうって算段なのでしょうか、素人の私にはまったくこういう営業戦略みたいなものは分かりませんが全体を見ていないような印象を抱いてしまいます

最終的な終着点は「利益を得る」というのは企業としてあるべき姿としては正しいのですが、流石に露骨過ぎて印象悪い動きだなぁと思いますね。

果たしてこの戦争の勝者は誰になるのか、そして戦争が終わった後には何が残るのか。

我々はその行く末を見守ることしかできないのかもしれません。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回エモモを試して思ったのがもう一つありました、「配信って楽しいな」ってところです。

今回はちょくちょく顔を出してるニナル(VTuber)のファンの方が2名来てくれましたが、その2名相手に1時間エモモで何が出来るのか色々試しながらしゃべくるだけな配信になりました。

色々とツッコミを入れたりニナルの話や他の配信アプリの話だったりをするのは普通に楽しかったです。

みんなこんな気持ちで楽しんでて、そこに人数は関係ないんだなって思いました。

協力してくれた2名の方、ありがとうございました。

 

以上、ヴェンデッタでした。