DEEPにVTuberを考える

VTuberが好きな私が色々と書きます。

クリスマスのシンデレラの魔法は解けない

こんばんわ、ヴェンデッタです。

またネガティブな記事が続きそうなのでポジティブな記事、というより一回こういう記事書いてみたかったってだけです。

 タイムリーな話題は色々ありますが、もう色々あり過ぎて整理がつかない・・・。

 

 

 

 

・「ときのそら」というストーリー

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バーチャルYoutuberという存在が認知されてきたのが去年の12月初頭ぐらいでした。

それまではキズナアイちゃんの名前が海外人気含めて高かったぐらいで、例の「読み間違い」とねこます氏のインタビューのタイミング、そしてエイレーンの6000万出資プロジェクトのミライアカリちゃんがデビューしたぐらいから徐々に人気を集めていきました。

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nyalra.hatenablog.com

しかしそのブームの前から活動していた現VTuberも何人かいたわけです。

「のらきゃっと」や「電脳少女シロ」「バーチャル美少女ねむ」そして「ときのそら」

今回はそんな中シンデレラ的な伸びを見せて、今までの活動がそのままアイドルアニメのようなストーリーがある「ときのそら」についてまとめてみた、そんな感じです。

 

 

 

 

・その産声を聞いたのは13人

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カバー株式会社が配信してるARアプリ「hololive」のキャラクターとして生み出されたのが彼女「ときのそら」

(現在hololiveはFaseRig的なアプリに転向してARカメラは別のアプリとして配信しています)

その初期放送の放送時の来場者数は数字上は50人ちょいでしたが、関係者を除くと13人しかいなかったとのことです。

元々はアプリの広告塔として生み出された彼女、当時のhololiveではAR機能を使ってそらちゃんと一緒に写真を撮ったり間近でライブを鑑賞したり出来ました。

しかしながら個性が薄くインパクトに欠けていた彼女は歩くような速さとも言えないような伸びで走ってきました。

その後の活動でもモデルをアップデートしたり、そらちゃんの動きをトレスしてるだけと思いきや突然暴走したりするクマのぬいぐるみ「あん肝」を登場させたりと様々な試行錯誤を繰り返していきました、しかしほんのりと伸びはしますが爆発的にとはいかなかったようです。

12月初頭のブーム最初期でもイマイチ話題にならなかったのを覚えています。

恐らく、個性の暴力のような四天王を比べて圧倒的に見劣りしてしまう無個性っぷりと30分~1時間生放送のアーカイプだらけのチャンネルを見てブラウザバックしてしまう方が多かったんじゃないでしょうか?

しかし「ラジオ感があって落ち着く」「四天王がキャラ濃すぎて胃もたれ起こすからこれぐらいがいい」なんて声もチラホラあったようではありました。

そんな中、奇跡的ともいえる出来事がありました。

 

 

 

 

・魔法は突然訪れた

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そしてVTuberブームが始まって3週間近く経とうとしていたころ、12/25のクリスマス生放送。

その裏では丁度バズってノリにノッっていた「電脳少女シロ」の生放送が行われていました。

シロちゃんの生放送をリアルタイムで見るの楽しみという声が飛び交っていたのを覚えています。

しかしそのシロちゃんの生放送はVRライブの調子が悪かったということもあってちょくちょく落ちてしまう状況が続いてしまいました。

そんな時に放送が落ちた時の避難先としてリンクが貼られていたのがそらちゃんの生放送のリンクでした。

ちょくちょくメンテ中になったりしたせいでかなりグダついていたシロちゃんの生放送とは違って、生放送企画やあん肝芸や早着替えなどのギミッグ紹介もできて視聴者のコメントをリアルタイムに拾って歌ったりリアクションを取ってくれたりして、安定感が良かったそらちゃんの放送を見て避難所的な扱いをしていたVTuberファンの掴みとしては感触が良かった印象があります。

私がそらちゃんの生放送を初めて見たのもこの回でした。

そしてこの放送で生まれてしまったのが

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ネットに存在するアニメキャラに母性を求める罪深い層、通称「バブみ勢」にロックオンされてしまいます。

しかしこれがきっかけ爆発的にチャンネル登録者数が伸び、年末には10000人を超えました。

これは単純にバブゥとか言ってる層が10000人もいるというわけではなく、様々な要因があります。

まず、上でも書きましたが生放送での下積みの期間が長かったおかげで生放送に安定感がついていたこと。

次に、そらちゃん自体がアイドルアニメの主人公みたいなけなげで可愛い子だったこと。

最後に「友人A(えーちゃん)」が見どころを抜粋した「検証シリーズ」をアップしたこと。

特に最後のえーちゃんの検証シリーズは今までそらちゃんのことを知らなかった層を取り込むのにかなり貢献したと言えます、もしなかったらそらちゃんに興味を持ってチャンネルを覗いたら生放送のアーカイブだらけでブラウザバックしちゃったって方が続出していたでしょう。

こうしてそらちゃんは年末に爆発的な伸びを見せて、えーちゃんの熱いフォローでその層をがっちりつかんでいきました。

 

 

 

 

・初めての舞台、初めての仕事

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年が明けて、舞い込んできたビッグイベントが動画配信アプリMirrativのイベント「MirrativQ」の司会のお仕事。

ファンの間ではかなり不安の声が大きかったのを覚えています。

当時のMirrativは所謂キッズ層がメインを占めており、特にこのMirrativQはそのキッズ層の罵詈雑言が飛び交う危険な状態だったのです。

(まぁこれに関してはアプリ側が視聴者に強制参加させるというスタンズが反感を買っていたのが主な原因のようですが)

その罵詈雑言の羅列を見てそらちゃんが傷ついたりしないか?という杞憂が凄い多いようにかんじました。

Twitterや各地の掲示板では対策会議が開かれて、「おしゃぶりを一時的に外す時が来たのだ」なんて真面目なのかふざけているのかわからなかったコメントもありました。

そしてMirrativQ当日。

ルール説明含めた事前配信ではいつも通りなそらちゃんだったのですが、いざ本番となるとちょくちょく噛んでしまったり1問目でアプリが落ちて多数が落ちるなんてトラブルなどあり序盤はスムーズとはいかない流れでした。

ですがそれでも後半は調子を取り戻して安定感あるトークで盛り上げてくれました。

そして放送後の反省会。

息絶え絶えな声から始まり、それでも初見向けに自己紹介を欠かさない健気な姿勢。

緊張が解けて、半泣きになりながら上手く喋れなかったけどやれてよかったというシーン。

えーちゃんのまとめ動画を見た話、そして最初の13人を覚えていると行ったシーン。

「私はどんな呼ばれ方されても全然嫌じゃないです!楽しみ方はそれぞれだと思うので、応援してくれるみなさん一人ひとりに合った楽しみ方をしてくれると嬉しいです!」

「私を見つけてくれて、本当にありがとう!」

私は嘆きました。

私はここで何をしているんだと、何故彼女に何もしてやれないのかと。

単純に見た目やキャラクターが可愛いというだけではなく、ここまでの流れはアイドルアニメのような盛り上がりとライブ感がありました。

それこそが彼女の個性であり、彼女の良さなのです。

 

 

 

 

・シンデレラはなおも進む

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その後、Youtuber的なゲーム実況や性格診断テストをやったり、生放送では授業で練習しているボイトレの成果を披露したりと足元を固めつつ伸びていくことでしょう。

そんなそらちゃんの夢は横浜アリーナでライブ

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そらちゃん自信の夢で、そしてえーちゃんが叶えてあげたい夢でもあります。

ライブ衣装も着々と感性に近づいていて、クッソ可愛い後輩のロボ子さんが出来て本当にみんなに愛されているなぁと思います。

そんな彼女の進む先は、きっと最高のライブなはずです。

だから私たちは応援していきましょう、彼女の行く道の先を共に歩んでいくために。

「あなたの心の空を、"ときのそら"が晴々元気にしちゃいます!」

 

 

いかがでしたでしょうか?

次回はいつも通り杞憂しまくりな記事に戻ると思います。

 

以上、ヴェンデッタでした。