数字の話
こんばんわ、ヴェンデッタです。
具体的なことは言えませんが、会社の人の動かし方にかなり不満が募っています。
社員の評価の仕方もガバガバだし、転職考えようかと思ってます。
でもまだ半年しか経ってないからなぁ、辞め癖になりそうなのが嫌ですね。
・VTuberと数字
さて、我々人間は数字に支配されています。
お金や時間、年齢や得点、数字に数字が絡まるように関わって人間社会を支配しています。
別に問題があるわけではありません、数字があるおかげで何かを認識することが簡単にできますし、仮になくなったら人間社会はどうなるのかなんて想像しなくてもわかるでしょう。
だから我々は数字を気にしてやまないのです、あれがいくつでどうのこうのと考えてしまうのです。
そして数字は大きい方が基本的に好まれます。
お金も大きい数字の方が好まれますし、得点だって大きい数字の方が優れている証明になります。
人間が演じているVtuberもまた、数字に支配されています。
再生数、高評価数、チャンネル登録者数、フォロワー数、最近はエンゲージメントなんてパーセンテージもあるらしいですね。
それらの数字が示すのは「人気」です、どれぐらいの人に見られているか、自分のことを知っている人が何人いるのか。
「大きい方がいい、だから伸びろ伸びろと願う。」
おかしいことはありません、人間であるなら頭でどう否定しても根底にその思いはあるはずなのです。
そこに付け込んできます、肩を掴み囁いて誘惑をかけてきます。
数字の悪魔が。
・悪魔の存在
悪魔は囁きます。「伸びたいだろう?バズりたいだろう?」
それに返事をしてしまえば、その思いは止まらなくなります。
どうすれば伸びるか考え、企画を練ってはダメだと切り捨て、人気を追い越す他者の背中を見送るばかり。
苦悩が襲います。「どうすれば伸びるのか」
後悔が湧いてきます。「VTuberなんか始めなきゃよかった」
悪魔を無視すればいいのでしょうか?人間はそんなに強い生き物ではありません。
ましてや今まで創作なんてしたことない人間がその囁きに抗えるのでしょうか?きっと無理でしょう。
四六時中悩み、苦しみ、追い詰められたらどんなことをするのでしょう?
迷走、パクり、この程度なら生易しいでしょう。
炎上、煽り、悪名を人気とはき違えてしまったらもうお終いです。
その人にとってVTuberというものが「人気のある楽しいコンテンツ」から「全員敵のバズるための踏み台」みたいなものとなってしまいます。
結果、周り全員に叩かれて消えます、「VTuberなんてクソ」なんて吐き捨てながら消えます。
・「1」の価値
「1」という数字は基本的に一番ちっちゃい数字です。
一個、一人、一円、一分。
聞いててショボいなと感じてしまう、そんな数字です。
VTuberに置き換えてみましょう。
チャンネル登録者が1人増える、フォロワー数が1増える、再生数が1増える。
そんなことない!と頭で否定しても、どうしてもショボいと感じてしますのが人間です。
ですがその1には数学的な1以上の価値があります。
再生数1稼いでくれた人が宣伝する、フォロワー数1を増やした人がイラストを描いてくれる、チャンネル登録者の一人になった人が動画にコメントしたり翻訳をいれてくれたりしてくれる。
数字の悪魔を振り切れるかどうかのカギは、「1に価値を見出せるかどうか」だと私は思います。
・告白
私は今、きっと数字の悪魔に囁かれているところだと思います。
このブログがバズらないかなぁと思っています。
私はアクセス数のチェックを欠かしません、数字が気になって気になってしょうがないです。
でも思うように、それどころか想定のはるか下の数字が私の目に映る度に現実を思い知り落胆するのです。
先週の日曜日、思い立って始めたときのこのブログのPV数をまだ覚えています。
2です。
まぁ記事が増えてからが本番だと思いました。
そしてこの記事。
deepthinkvtuber.hatenablog.com
色々な人に見てもらえたようでうれしかったです。
その日のPV数は400ぐらいにまで伸びてくれました。
これを足掛かりにして増えていけばいいと思いました。
しかし思ってしまいました、「もっと伸びたい」
だからです、だからこんな記事を書いているのです。
自分の中の悪魔を振り切るために、自分の意思を保つ為に。
そもそもこのブログのコンセプトが界隈の色々な問題をちょっと考えてみる的なものです。
炎上しそうな記事を書くかもしれませんが、炎上させようとか一切考えていません。
でもPV数を手っ取り早く増やすのならブログを炎上させた方が一番楽っていうのは分かっています。
でも私は私の根底を思い出しました。
このブログなんかでもこの界隈の為になればいいと思ったのです、その為のブログのはずだったはずです。
だから私は数字を気にしないようにしています、数字はあくまでデータで本質は内容、だからどんな内容を書こうかというのを考えていってます、その思考で数字の意識を塗り潰すようにしています。
目立ちたいという欲がないと言ったら嘘になります、でも私は決めたことがあります。
私のこのブログ、読者が3人います。
私は、せめてこの3人に届けるために頑張ろうと思います、そう決めたのです。
数字を増やすより、わざわざ私のブログの読者になってくれた人の為に書いていこうと思ったのです。
数字に悩むみなさんはどうでしょうか?
その気持ちを忘れていないでしょうか?
まずは自分を好いてくれた人たちへ
一番身近で手が届く人たちへ
自分のエンタメを届けていこうと
そんな気持ちを忘れていないでしょうか?
私はこの気持ちを忘れないようにしていきます。
そしてこのブログがみんなに見られるようになった時に、自然にみんなに伝えたいと思うようなものにしていきたいと思います。
以上、ヴェンデッタでした。